製品紹介Product introduction

スラブレン

スラブレン スラブ開口部ひび割れ補強筋

RC造の床スラブ開口補強は、開口補強要領に準拠して配筋される在来補強が一般的ですが、配筋の納まり困難なことや、ひび割れ制御に効果的な位置に配筋出来ないなどの問題点がありました。
「スラブレン」は、これらの問題を解決するために開発された溶接閉鎖型の新補強筋で、その施工性や補強効果は、実験や解析で確認されています。

特長

・非常にコンパクトな製品サイズ
梁際のスリーブや密集するスリーブに対しても設置することが可能です。

・コンクリート表面に近い位置に配筋可能
 (かぶりが取れれば主筋位置でも可)
在来斜め筋と比較して、ひび割れの伸展の抑制に大変効果的な製品です。


・かぶり厚さを35㎜確保
ボイド管を使用の場合、スラブに必要なかぶり厚さ30㎜以上を確保できます。

製品規格

施工方法

スラブレンは、スラブ開口周囲のひび割れ抑制を目的とし、在来補強の斜め筋の代用として使用します。
・開口1か所に対し、斜め筋を使用する場合と同じ鉄筋径のスラブレンを2枚使用します。
・スラブレンの配置は、主筋レベル(推奨)、または配力筋レベルで、かつコンクリートかぶり厚さを確保できる位置にセッ
 トし、結束します。

・スラブ筋を切断する場合は、スリーブのかぶり厚さを確保できる位置で切断します。
 ※スラブレンは在来補強の斜め筋の代用品であるため、スラブ筋を切断した際の縦横の追加補強筋は、必ず別途配筋する
 必要がありますのでご注意ください。

・スラブレンを連続して使用する場合は、スラブレン同士が重ならないように配置します。

ひび割れ実験

※図中の溶接閉鎖形補強はスラブレンを示す
【実験概要】
在来補強と溶接閉鎖型補強スラブレンの実大試験体を作成し、ひび割れの発生状況を約1年間観察した。在来補強と溶接閉鎖型補強は対称配置とし、ひび割れ補強筋以外の条件は同様とした。いずれも切断された主筋及び配力筋の本数分は、開口際に補強筋として配筋している。

【実験結果まとめ】
1.ひび割れ発生箇所は、それぞれ8か所中、在来補強は8か所全て、溶接閉鎖型補強は3か所であった。
2.ひび割れ幅は、在来補強で最大0.10㎜、溶接閉鎖型補強で0.04㎜であった。
3.ひび割れ長さは、在来補強で最長100㎜、溶接閉鎖型補強で最長50㎜であった。
4.溶接閉鎖型補強筋はコンクリート表面に近い位置(配力筋の位置)に配筋可能であるため、ひび割れの発生を抑える効果が
 在来補強より高いと考えられる。

5.溶接閉鎖型補強筋はコンクリートの拘束効果により、ひび割れ幅やひび割れ長さを抑える効果が在来補強より高いと考えら
 れる。

スラブレン寸法表

製品一覧

ダイヤレンNS

ダイヤレンNS

普通強度から高強度の構造材料まで幅広い適用範囲の高強度開口補強金物です。

ダイヤレンNS
ダイヤレン

ダイヤレン

施工精度、補強効果に大変優れた開口補強金物です。

ダイヤレン
固定金具付ダイヤレンNS

スリーブ固定金具付ダイヤレンNS

ワンタッチで施工できる専用固定金具付きのダイヤレンNSです。
コンクリート打設時のスリーブ浮き上がりを防止します。

スリーブ固定金具付ダイヤレンNS
ダイヤリング

ダイヤリング

鉄骨造はり貫通を片面全周すみ肉溶接する施工性に優れた新工法です。

ダイヤリング
コーリョーフープS

コーリョーフープS

D10~D22まで対応でき、スリム加工はD10~D16まで対応可能な溶接閉鎖型せん断補強筋です。

コーリョーフープS
エムケーフープ

エムケーフープ/エムケースリム

高強度鉄筋MK785材を使用したせん断補強筋。柱・梁の過密配筋を解消します。

エムケーフープ/エムケースリム
WIN-S

WIN-S

ひび割れ巾の拡大を強力に防止。乾燥収縮ひび割れを大幅低減する高強度開口隅部補強筋です。

WIN-S
K-SK

K-SK

スリーブを確実に固定してずれを防止し、適正なかぶり厚さを確保した固定金具です。

K-SK
KSキャップ

KSキャップ

ワンタッチでスリット材を保護し、かぶり厚を確保する壁縦筋用のキャップです。

KSキャップ
KS振れ止筋

KS振れ止筋

スリット部の防錆振れ止め筋です。

KS振れ止筋
K-GH

K-GH

工場製作で高精度かつ納期短縮できるガードレール支柱基礎補強筋です。

K-GH
スーパーウォール

スーパーウォール

施工時間の短縮に貢献する開口部の耐震壁新設時のアンカー周りの割裂防止筋です。

スーパーウォール
D-タラップ

D-タラップ

滑りにくく安全。ステンレス製タラップに代わる亜鉛メッキ鉄筋製タラップです。

D-タラップ
耐久性向上鉄筋

耐久性向上鉄筋

日本建築センター評定を取得した溶融亜鉛めっき鉄筋です。

耐久性向上鉄筋
ダイヤレン

Z-Mダイヤレン工法

Z-Mダイヤレン工法はRC梁端部の貫通孔の補強法です。下がり天井幅を縮小し、広い室内空間を実現します。

Z-Mダイヤレン工法
近接開孔 サムネ

ダイヤレン近接2H-X工法

本工法では、開孔同士の中心間隔を従来の3倍から最小2倍まで近接して配置することを可能としました。

ダイヤレン近接2H-X工法
ダイヤレン

住宅基礎用ダイヤレン

シングル配筋基礎用のスリーブ補強筋です。

住宅基礎用ダイヤレン
スラブレン

スラブレン

RC造スラブ開口部の補強筋です。

スラブレン
ダイヤレン

ダイヤレンPC工法

本工法は、プレストレストコンクリート造梁の開孔補強を既製品を用いて行う、第三者機関の技術証明を取得した初の工法です。

ダイヤレンPC工法
無題

BIМへの取り組みについて

BIMとはコンピュータ上の3D空間に現実と同じ建物の立体モデルを構築して、企画・設計・施工・維持管理に関する情報を一元化して活用する仕組みのことをいいます。

BIМへの取り組みについて
⑦

EXダイヤレン工法

EXダイヤレン工法は、梁せいの1/3を超え1/2.5までの開孔を高強度既製開孔補強金物「ダイヤレンNS」を用いて補強する第三者機関の技術証明を取得した工法です。

EXダイヤレン工法

会社概要

当社は、仙台営業所から九州営業所まで、全国に6拠点の営業所と、国内4拠点の生産工場を構え、建築工事の省力化と施工性の向上に資する製品の研究開発を行っております。

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